ネパールのもぐさと日本のもぐさ

12月に入り、朝晩がぐっと冷え込むようになりました。

私は朝は5時ごろのまだ薄暗い時刻に起きるのですが、
ここ数日は布団から出るのも気合がいるようになりました。
とはいえ、動いていればだんだん身体が温まってくるので、
まだ比較的に冬としては暖かな方なんだと思います。


先日、いつものお店で知熱灸用のもぐさを注文したら、サンプルがついていました。
もぐさ2.jpg

ネパールのもぐさ・・・ネパール

調べてみると、ネパールはヨモギ(もぐさの原料)の生産が盛んなお国だそうです。
もともとはただの雑草扱いで、かゆみや虫刺されなどに効く民間療法的な草としてしか使われていませんでした。

その後、ネパールに鍼灸診療所を持つ日本人女性鍼灸師・畑美奈栄さんによるNGO「ティテパティよもぎの会」が1991年に発足し、東洋医学の三大治療法(はり・きゅう・あんま)を用いて無医村を訪問する巡回医療を行い、ネパールにおける鍼灸普及が広がりました。
※ティテパティ(titepati)=ネパール語でよもぎのこと

その他2016年から、株式会社山正がネパールでのもぐさ生産に関連する事業を始め、「ヒマラヤもぐさ」として販売を始めました。
ネパールのヨモギ自生地域で女性を働き手とした採取・栽培・もぐさ製造を行うことで、ネパール地震からの復興支援につなげるなど、さまざまな支援事業にもつながっているそうです。
※今回サンプルでいただいたものは山正「ヒマラヤもぐさ」ではありません。


そんな壮大な背景を持つ、ネパールもぐさ(知熱灸用)。
いつも使用している伊吹山もぐさ(知熱灸用)と並べてみました。
もぐさ3.jpg
左:伊吹山もぐさ 右:ネパールもぐさ


<精製>
ん~?若干精製が粗い?
でも、艾炷にしたときのまとまりは良かったです。
(精製が粗すぎると丸めているうちにポロポロくずれて形が整いにくい気がします)

<燃焼スピード>
自分の手の甲を使って燃やし比べてみました。
ネパールもぐさは、伊吹山もぐさより若干燃焼スピードが速い気がします。
あまり速いと瀉法にかたよってしまうのですが、知熱灸はもともと瀉法目的なので、そのあたりは大丈夫でしょう。

<熱感>
熱感は、伊吹山もぐさの方が熱さがやわらかく染み込んでくるかな?
でも、わずかな差です。

<匂い>
匂いは大差がないです。
不純物は少ないのでしょうね。


日本産のヨモギは生産量が減っているといいます。
今後の選択肢としてネパールもぐさ、考えてもいいかもしれません。
もぐさ1.jpg
有限会社「日伊堂商会」様、ありがとうございました。


<2025年12月の休診日>
12月は4日、11日、14日、18日、23日、25日、31日がお休みになります。
3日、10日、17日、24日は午前のみの診療となります。
30日は15時までの受付となります。
<2026年1月の休診日>
1月は1~4日、8日、11日、12日、15日、22日、29日がお休みになります。
7日、14日、21日、28日は午前のみの診療となります。



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